史上最大の怪獣映画:ゴジラ キング・オブ・モンスターズ-その①-
自慢ではないし、さして自慢にもならないが、
私は怪獣映画にはうるさい。
初めて父親に連れられて観に行ったのは、
『ゴジラVSメカゴジラ』(1993年)だし、その後も怪獣映画を
ずっと観続けてきた。
2016年の『シン・ゴジラ』は非常に面白かった。
2014年の『ゴジラ』が私にはあまりおもしろいと感じられなかったというのもあり、
その満足感は相当なものだった。
平成ガメラシリーズより続くリアル怪獣映画路線が、
大輪の花を咲かせたといったところだろう。
さて、本作は2014年の『ゴジラ』の続編である(どうでもいいがゴジラ、というタイトルの映画だけでも4本あるため、公開年を書かないと判別ができないのは不便だ)。
正直前作はそこまで面白いと思わなかったし、正直期待値はそこまで大きくなかった。
いくら人気怪獣3体が新たに登場するからといって、どうせ適当な描かれかたで、
適当にゴジラにやられるんだろ、と思っていた。
その予想をまず最初に裏切ったのは、映画館で観た予告編だ。
余談であるが、私は、予告を観ただけでその映画のあたりはずれがわかる。
まあ映画をよく観るようになればこれくらいは当然だ。
同じことができる映画ファンも数多くいるだろう。
さらに映画監督ともなれば、
予告を観ればその映画がどんな映画かという本質がわかるらしい。
押井守監督はそう語っていた(気がする。出典を明記できず申し訳ない)。
で、今回のゴジラだが予告を観た段階では「こいつはあたりだ」と、
思ったのである。
まあ公開初日に観に行くか、という程度には期待を持ったのである。
しかし、この映画は私の予想を遥かに超えていた。
あたり、どころではなく、私の前に広がっていた世界は、
これまでの怪獣映画を大きく上回るものだった。
タイムオーバーになったので明日へ続きます。
先が思いやられますが、もしよければお付き合いください。